ＤＶＤコピーの前知識
ＤＶＤとはデータ記憶媒体の一つです Digital Versatile Discと言います
ともかく大容量のデータの入れ物とお考えください。・・・続きを読む

フリーソフトを使用してバックアップをとり、再びＤＶＤーRやＣＤ－Ｒ等の
記憶媒体に書き込む事で、コピーをするということになります
当然、ＤＶＤプレイヤーでも使用できます

必要最小限のフリーソフト
「DVD Devrypter」「DVD Shrink」をインストール
大まかな流れとして、コピーの手順はすべて、
「ＰＣにコピー」⇒「加工」⇒「メディアに焼く」・・・続きを読む
よって、各フリーソフトでそれぞれの作業を行います

コピーしてみよう
片面２層を圧縮して1層焼きする方法

片面２層を圧縮なしで分割する方法

片面２層のＤＶＤ-ＤＬで完璧コピー

ＣＤＲに焼く方法

ファイル共有の動画を焼く方法

ラベルを作ろう
ＤＶＤまたは、ＣＤにレーベルを印刷
パッケージ用のプリント
レーベルや画像が手に入るサイト

困ったときのＱ＆Ａ
ソフトをインストールしたら、ドライブが認識されなくなった
簡単に出来るＤＶＤドライブ交換方法・・・Ｑ＆Ａ

DVDレコーダー　pioneer DVR-530H
バッファロー　DVM-RDM16FB ( pioneer DVR-109)
上記２機種でDVD-R/DLを焼いてみました。

（今の段階で集めた情報・試行した結果を元に評価しています。間違っている点があるかも知れません。あしからず。）

項目		DVR-530H	DVR-109		寸評
項目		pioneerユーティリティ	Record Now 7.31 (data)	Nero 6.6.0.14 (video)	寸評
ISO	総サイズ	4,155,360sectors	4,128,442sectors	4,171,712sectors	３種類の方法とも、Layer 0 の最後まで焼いて折り返す仕様で一致している。
	Layer 0	2,092,896sectors	2,092,896sectors	2,092,896sectors
	Layer 1	2,062,464sectors	2,035,546sectors	2,078,816sectors
FILE (実サイズ)	start sector	2,304sectors	49,741sectors	287sectors	実データの焼き方法・位置に違いがある。( ※１ ) Neroの仕様には問題がありそうです。( ※２ )
	Layer 0	2,075,923sectors + (空白)14,669sectors	2,043,155sectors	(2,092,609sectors)
	Layer 1	1,461,795sectors + (空白)768sectors	2,035,545sectors	(1,947,654sectors)
Explorer	VIDEO_TS容量	3,537,718sectors	4,078,700sectors	4,040,263sectors
IFO	Layer Br.位置	セルで層切替	セルで層切替	セルの途中で層切替
IFO	Layer Br.記述	記述を加える	記述を加える	記述を加えない
再生確認	pioneer DVR-530H	○ 層切替点で一瞬停止	○ 層切替点で一瞬停止	◎ 一瞬の停止もナシ	-R/DL規格が正式決定する以前のプレーヤーであるDV -464で安定動作するDVR- 530HとRecord Nowが優れていると思われます。 Neroの結果は、 ※３にて。
	pioneer DV-464	○ 層切替点で一瞬停止	○ 層切替点で一瞬停止	× ディスクを認識せず
	pioneer DVR-109 　　　（WMP9）	◎ 一瞬の停止もナシ	◎ 一瞬の停止もナシ	◎ 一瞬の停止もナシ

参考：表の各数値の測定方法は、こちらへ

※１	：	Neroはデータを頭から焼き始め、１層目を一杯まで焼いて（そこでセルの分割やLayer Br.記述をせずに）残りを２層目に焼く仕様。 DVR-530Hも同様だが、１層目を一杯まで焼いた所でセルを分割してLayre Br.記述をIFOに追加、残りを２層目に焼く仕様。ただし、Neroと比較すると2,000ほどstart sectorを多くとっている。さらに、VOBの間以外のファイル間に空白セクターがある。 Record Nowは+R/DLの場合と同じ仕様でデータを処理し、そのLayer Br.位置がLayer 0のラストアドレスとなる様にstart sectorで調整していると思われる。
※２	：	+R/DLではセルを分割してLayre Br.記述をIFOに追加していたが、何故か-R/DLでは行われませんでした。今後改善されるかも知れませんが、今の仕様ではLayre Br.で完全停止するプレーヤーが多いと思われます。
※３	：	DVR-530Hで一瞬の停止もなく再生されるのは、IFOにLayre Br,記述がないためです。一見良さそうに思えますが、他のプレーヤーでは逆に支障が出る可能性があると思われます。 DV-464で認識されない点は良く解りません。認識不可の現象は、ブックタイプやメディアタイプで未知のDiscとして撥ねられる物と思っていましたが、他にも要因があるようです。

追加検証

項目		DVR-109		寸評
項目		TMPGEnc DVD Author 2.1.0.57	DVD Decrypter 3.5.4.0	寸評
ISO	総サイズ	4,078,875sectors	3,748,292sectors	TDAのライティングツールはRecord Now と同じライティングエンジンを採用してますのでRecord Nowと同じ結果となります。 DVD Decrypterは「ユーザー定義焼き」での試行結果です。再生確認した結果では問題なさそうです。方法は、こちらへ ↓ PgcEditに-R/DL焼きの補完機能を付けていただきました。こちらへ
	Layer 0	2,092,896sectors	2,092,896sectors
	Layer 1	1,985,979sectors	1,655,396sectors
FILE (実サイズ)	start sector	87,204sectors	331sectors
	Layer 0	2,005,692sectors	1,790,889sectors + (空白)301,676sectors
	Layer 1	1,985,978sectors	1,655,245sectors
Explorer	VIDEO_TS容量	3,991,670sectors	3,446,134sectors
IFO	Layer Br.位置	セルで層切替	セルで層切替（手動）
IFO	Layer Br.記述	記述を加える	記述を加える(手動）
再生確認	pioneer DVR-530H	○ 層切替点で一瞬停止	○ 層切替点で一瞬停止
	pioneer DV-464	○ 層切替点で一瞬停止	○ 層切替点で一瞬停止
	pioneer DVR-109 　　　（WMP9）	◎ 一瞬の停止もナシ	◎ 一瞬の停止もナシ

まとめ

：

：
：

+R/DLの検証結果と同じく、-R/DL焼きに関してもRecord Now・TDAのライティングツールが優秀な様です。
上記ソフトを持っていない方は、 PgcEdit＋ImgBurn でライティングして下さい。
　　　 ※ImgBurn2.0.0.0以降のBuildモードで、ImgBurn単独でライティング可能になりました。こちらへ
最外周部まで焼く仕様には不安が残ります。メディア・ドライブの精度が大切になってきますね。
再生互換性については、+R/DLの様にブックタイプを誤魔化す事が出来ない分、従来のプレーヤーでの
再生互換性は低いでしょう。ただし、今後発売されるプレーヤーは対応してくるでしょうから、いずれは問題
なくなると思います。（-Rが登場した時も同じ様なモノでしたが、今では再生できて当たり前になりました。）

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追加実験

その後の調査で、必ずしもL0の最後まで焼かなくても良いのでは？と言う疑問が出てきましたのでDecrypterのISO読み・
MDS焼きを「自動計算」「ユーザー定義」の両方で試してみました。（同一題材による比較です。）

項目		オリジナル	DVD Decrypter 3.5.4.0
項目		オリジナル	-R/DL 自動計算	-R/DL ユーザー定義 (オリジナルのLB位置を指定)	+R/DL 自動計算 (参考)
ISO	総サイズ	4,088,933sectors	4,088,933sectors	←	4,088,944sectors
	Layer 0	2,056,352sectors	2,092,896sectors	←	2,056,352sectors
	Layer 1	2,032,581sectors	1,996,037sectors	←	2,032,592sectors
FILE (実サイズ)	start sector	298sectors	298sectors	←	298sectors
	Layer 0	2,056,036sectors + (空白)16sectors	{ 2,092,580sectors + (空白)16sectors }	←	2,056,036sectors + (空白)16sectors
	Layer 1	2,032,582sectors	(1,996,038sectors)	←	2,032,582sectors
Explorer	VIDEO_TS容量	4,088,618sectors	4,088,618sectors	←	4,088,618sectors
IFO	Layer Br.位置	セルで層切替	セルの途中で層切替	←	セルで層切替
再生確認	pioneer DVR-530H	○ 層切替点で一瞬停止	◎ 一瞬の停止もナシ	←	○ 層切替点で一瞬停止
	pioneer DV-464	○ 層切替点で一瞬停止	◎ 一瞬の停止もナシ	←	○ 層切替点で一瞬停止
	pioneer DVR-109 　　　（WMP9）	◎ 一瞬の停止もナシ	◎ 一瞬の停止もナシ	←	◎ 一瞬の停止もナシ

いずれの方法でもL0の最後まで焼いてしまいました。データを途中で折り返して焼く事は不可の様です。

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DVD-R/DLの仕様について

仕様が判明しましたので以下に纏めておきます。

　・書き込み可能サイズは、１層目が2,092,896sectors、2層目が2,078,816sectors、総サイズ4,171,712sectorsとなります。
　　（これは、DVD-R DL のBookに規定されています。）
　・DVD-VideoフォーマットはFormat1（Disc-at-once recordingとIncremental recording)でのみ記録出来ます。
　　また、Format1記録での限定により、Layer0を全面記録したあとLayer1を記録し、残りはダミーデータで埋める事に
　　なります。（従って、+R DLみたいに外周を使わずに焼く事は出来ません。）

バックアップ以外の目的で著作権を侵害する行為は絶対にやめましょう